【2017年】ドラフト会議の評価まとめ|勝ち組と負け組はどこ?

毎年これが楽しみなドラフト会議。2017年のドラフト会議も無事終了しました。

どの球団が勝ち組でどの球団が負け組だったか?野球ファンは気になるところです。

もちろん、ドラフトの勝ち負けなんて10年以上のスパンで見ないと評価なんてできませんが、現時点での評価が数年度どう反映されるかも比較すると面白いですよね。

今回は、2017年ドラフト会議の結果を、ランク付けしてみます!選手の評価はS~Eでランク付。キリがないので育成選手は省略しています。

評価のや目安は

  • Sランク…この年No.1競合必至クラス
  • Aランク…1位指名、競合クラス
  • Bランク…外れ1位~上位指名クラス
  • Cランク…中位指名クラス
  • Dランク…下位・ギャンブル指名クラス
  • Eランク…指名候補外

としています。

BランクやCランクでも、その年次第では1位指名になることもあります。

出典:https://mainichi.jp/

福岡ソフトバンクホークス

ソフトバンクのドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位吉住晴斗(鶴岡東高)投手E
2位高橋礼(専修大)投手D
3位増田珠(横浜高)外野B
4位椎野新(国士舘大)投手D
5位田浦文丸(秀岳館高)投手C

ソフトバンクのドラフト評価

評価:

抽選を3度外した結果、素材型の吉住を1位に。こういうドラフトは2013年の加治屋を思い出します。

若手大砲候補が不足している中で、清宮安田を外したのは痛かった。増田を獲れたのでなんとか・・・というドラフト結果。

どれが上位指名でどれが下位指名かよくわからない。1軍のリリーフで使えそうな高橋や先発でも使える椎野の獲得はわかりますが、それでよかったのか?

育成の尾形は、今年の長谷川みたいにすぐに頭角を表しそう。

埼玉西武ライオンズ

西武のドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位齋藤大将(明治大)投手B
2位西川愛也(花咲徳栄高)外野C
3位伊藤翔(徳島インディゴソックス)投手D
4位平良海馬(八重山商工高)投手D
5位與座海人(岐阜経済大)投手D
6位綱島龍生(糸魚川白嶺高)内野D

西武のドラフト評価

評価:

田嶋をくじで外したが、ローテーション候補の齋藤を獲得できた西武。2位でも西川を獲得でき、手薄な若手外野が埋まりそう。2軍にも鈴木がいますし、将来楽しみな外野が形成できそうです。

しかし、それ以降は小粒なメンツ。 徳島の伊藤は3位評価は順位が高すぎなのではないでしょうか。まだ若いし、これからに期待できる選手ではあるのですが。

與座が、現状出ていきそうなポスト牧田になりうるかが楽しみな素材。

東北楽天ゴールデンイーグルス

楽天のドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位近藤弘樹(岡山商科大)投手B
2位岩見雅紀(慶応義塾大ガス)外野B
3位山崎剛(国学院大)内野B
4位渡邉佑樹(横浜商科大)投手D
5位田中耀飛(兵庫ブルーサンダーズ)外野C
6位西巻賢二(仙台育英高)内野D
7位寺岡寛治(石川ミリオンスターズ)投手C

楽天のドラフト評価

評価:

清宮村上とくじを外すもレベルが高い近藤を獲得。2位の岩見、5位の田中は外国人に頼りっぱなしだった穴を埋める右の大砲候補として期待。

セカンドが弱いところをしっかり守れる山崎を獲得。また、7位の寺岡はリリーフとして活躍できそうで、順位の割には期待できる指名。

良い指名ができ、くじこそ外しているものの成功のドラフトと言えるのではないでしょうか。

オリックス・バファローズ

オリックスのドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位田嶋大樹(JR東日本)投手A
2位鈴木康平(日立製作所)投手B
3位福田周平(NTT東日本)内野C
4位本田仁海(星槎国際湘南高)投手C
5位西村凌(SUBARU)捕手E
6位西浦颯大(明徳義塾高)外野D
7位廣澤伸哉(明徳義塾高)内野E
8位山足達也(ホンダ鈴鹿)内野E

オリックスのドラフト評価

評価:

くじで見事田嶋を獲得。来年のローテーション候補としてかなり期待ができる投手。

更に2位でも鈴木を獲得でき、山岡と合わせて来年の投手陣が楽しみに。

3位でショート候補の福田、将来性豊かな本田らも獲得できており、大成功ドラフトだったのではないでしょうか。

北海道日本ハムファイターズ

日本ハムのドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位清宮幸太郎(早稲田実)内野S
2位西村天裕(NTT東日本)投手C
3位田中瑛斗( 柳ケ浦高)投手C
4位難波侑平(創志学園高)内野E
5位北浦竜次(白鴎大足利高)投手D
6位鈴木遼太郎(東北学院大)投手D
7位宮台康平(東京大)投手C

日本ハムのドラフト評価

評価:

なんといっても目玉の清宮を獲得。メジャー流出する大谷の次代のスター獲得に成功できたのはかなり大きいですね。

2位でも即戦力候補の西村を獲得も、3位以降は素材型の選手ばかり。

下位に沈んだ球団として、来年以降を見据えた時どうか?大社の選手をもう少し獲ったほうが良かった気もしますが、楽しみな若手が多くいますし、底上げに期待というところでしょうか。

千葉ロッテマリーンズ

ロッテのドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位安田尚憲(履正社高)内野A
2位藤岡裕大(トヨタ自動車)内野B
3位山本大貴(三菱自動車岡崎)投手D
4位菅野剛士(日立製作所)外野C
5位渡邉啓太(NTT東日本)投手E
6位永野将司(ホンダ)投手D

ロッテのドラフト評価

評価:

ドラフトで清宮を逃すも、2年連続で外れドラフト1位をくじで引き当てる。安田も清宮に負けず劣らずの和製大砲候補であり、長年大砲不在に悩んでいるロッテにとっては是が非でも欲しかったはず。

2位でも藤岡を獲得でき、来年のショート候補として期待がかかります。3位ではローテーション候補として山本を、4位でも1年目から即1軍を狙えそうな菅野を獲得でき、今年低迷した順位からなんとか挽回しようという気持ちが感じられます。

もう少し野手を指名しても良かったのではないかと思いますが、足りない部分を補う良いドラフトだったのではないでしょうか。

広島東洋カープ

広島のドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位中村奨成(広陵高)捕手A
2位山口翔(熊本工高)投手C
3位ケムナ・ブラッド誠(日本文理大)投手D
4位永井敦士(二松学舎大付高)外野D
5位遠藤淳志(霞ケ浦高)投手D
6位平岡敬人(中部学院大)投手D

広島のドラフト評価

評価:

地元のスター候補・中村をくじで獲得。坂倉がいるのでコンバートと話がありましたがどうするのでしょうか?

層が厚いカープらしく、2位以降はほぼ素材型。しかし、左腕不足のチームにあって、獲らなくてよかったのか?という疑問も湧きますが、指名したメンツは悪くないですし総合的に見て成功といえます。

阪神タイガース

阪神のドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位馬場皐輔(仙台大)投手B
2位高橋遥人(亜細亜大)投手C
3位熊谷敬宥(立教大)内野E
4位島田海吏(上武大)外野C
5位谷川昌希(九州三菱自動車)投手D
6位牧丈一郎(啓新高)投手C

阪神のドラフト評価

評価:

なんとか馬場をくじで当てた阪神。1位、2位と来年に向けて楽しみな投手が加えました。

馬場も高橋も来年すぐに活躍というわけにはいかない選手ですが、期待できる素材が多い投手陣にまた好投手が加わった印象です。

しかし、大和の去就も未定で、ショート候補の植田・北條らがいる中で、きちんと守れる熊谷を獲得しておきたかったのはわからないでもないですが、下位でも良かったのでは?

全体的には抜けた選手もおりませんし、そこそこで終わった印象。

横浜DeNAベイスターズ

DeNAのドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位東克樹(立命館大)投手B
2位神里和毅(日本生命)外野D
3位阪口皓亮(北海高)投手C
4位齋藤俊介(JX-ENEOS)投手C
5位櫻井周斗(日大三高)投手D
6位寺田光輝(石川ミリオンスターズ)投手E
7位宮本秀明(パナソニック)内野E
8位楠本泰史(東北福祉大)内野C
9位山本祐大(滋賀ユナイテッドBC)捕手E

DeNAのドラフト評価

評価:

2年連続で大量指名してきたDeNA。去年は高素材も多く成功ドラフトだったのですが、今年はやや見劣りするメンツ。

神里は2位の逸材なのかどうかは疑問が残るところです。8位の楠本は結構楽しみな素材なのではないでしょうか。

5位の櫻井も、投手でいくのか野手でいくのか気になるところ。

読売ジャイアンツ

巨人のドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位鍬原拓也(中央大)投手C
2位岸田行倫(大阪ガス)捕手C
3位大城卓三(NTT西日本)捕手D
4位北村拓己(亜細亜大)内野D
5位田中俊太(日立製作所)内野C
6位若林晃弘(JX-ENEOS)内野E
7位村上海斗(奈良学園大)外野D
8位湯浅大(健大高崎高)内野E

巨人のドラフト評価

評価:

1位指名の鍬原はリリーフタイプ。2位の岸田は、安心して任せられる捕手が少ない現状を考えるとポイントに合致した選手と言えます。

しかし、3位でまた劣る大城選手を指名したのは謎。それ以降の選手も大社で固めてはいますがレギュラー候補というよりは控えタイプの選手たち。

投手は1名のみですし、このメンツで本当に良かったのかどうかは疑問です。

中日ドラゴンズ

中日のドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位鈴木博志(ヤマハ)投手B
2位石川翔(青藍泰斗高)投手C
3位高松渡(滝川二高)内野C
4位清水達也(花咲徳栄高)投手C
5位伊藤康祐(中京大中京高)外野D
6位山本拓実(投手)投手D

中日のドラフト評価

評価:

ファンが納得する選手を揃えたと評判の中日のドラフト結果。

確かに無難な選手を揃えている印象で、将来楽しみな選手が多いです。しかし、下位に沈んだチームとして、来季の巻き返しはそれでいいのかという疑問は否めません。

良くも悪くも無難なドラフト結果なのではないでしょうか。

東京ヤクルトスワローズ

ヤクルトのドラフト結果

順位選手名ポジション評価
1位村上宗隆(九州学院高)捕手C
2位大下佑馬(三菱重工広島)投手B
3位蔵本治孝(岡山商科大)投手D
4位塩見泰隆(JX-ENEOS)外野E
5位金久保優斗(東海大市原望洋高)投手C
6位宮本丈(奈良学園大)内野C
6位松本直樹(西濃運輸)捕手D
7位沼田拓巳(石川ミリオンスターズ)投手E

ヤクルトのドラフト評価

評価:

村上が競合したことには少し驚きました。そこまでの選手のイメージではなかったので。。。

おそらくコンバートされるのでしょうが、大砲候補が獲得できたのは良かったのではないでしょうか。

2位の大下も来年開幕からローテ入りが期待できる素材で、ここで即戦力の投手を補強できたのは良いポイント。

思ったより低い順位の指名になった宮本ですが、すぐに1軍に入っていけるだけのポテンシャルは持っているので、ショート候補に入りそう。

指名した選手は悪くなく、チームの弱点を補うまずまずのドラフトになったのではないでしょうか。

2017年ドラフトの勝ち組・負け組はどこ?

2017年ドラフト勝ち組

  • 北海道日本ハムファイターズ:A
  • オリックスバファローズ:A
  • 広島東洋カープ:A
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス:B
  • 千葉ロッテマリーンズ:B

2017年ドラフト普通組

  • 埼玉西武ライオンズ:C
  • 中日ドラゴンズ:C
  • 阪神タイガース:C
  • 東京ヤクルトスワローズ:C

2017年ドラフト負け組

  • 横浜DeNAベイスターズ:D
  • 読売ジャイアンツ:D
  • 福岡ソフトバンクホークス:E

2017年ドラフト結果・評価まとめ

人材が不足している年ということもあり、勝ち負けがはっきりした印象。目玉選手を獲得できたチームは、以降の指名選手も素材が良い選手が多かった印象です。

来年、これらの選手がどう順位争いに影響してくるか、楽しみですね!

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